佐々木 淑美
Sasaki Juni
プロフィール
| 所属 | 芸術学部 文化財保存修復学科 |
|---|---|
| 職位 | 准教授 |
| 専門分野 | 保存科学、世界遺産学 |
| 学位 | 博士（世界遺産学） |
| 研究内容 | モザイクの材料?技法史および保存に関する研究、組積造建築物の保存と活用。 特に歴史研究と分析化学研究の両視点から、モザイクの制作年代推定、モザイクや壁画の修復履歴の特定、歴史的材料の評価および劣化対策の検討を進めている。 |
| プロフィール | 広島県尾道市出身。 筑波大学第一学群人文学類先史?考古学専攻卒業。 筑波大学大学院芸術研究科世界遺産専攻修了。 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程世界文化遺産学専攻修了、2011年7月博士（世界遺産学）取得。 2009年にトルコ共和国政府奨学生としてトルコに留学し、イスタンブール修復保存中央研究所の客員研究員として壁画の材料?色彩分析調査や、アヤソフィア博物館ドームおよびナルテクス修復事業（ユネスコ、トルコ文化観光省）でのモザイク調査に従事。 学位取得後、東京文化財研究所保存修復科学センター研究補佐員、同センターでの日本学術振興会特別研究員PD、関西大学国際文化財?文化研究センターPDとして研究を進めてきた。 愛知教育大学、武蔵大学、関西大学、筑波大学で非常勤講師として博物館学芸員科目や文化財科学、世界遺産学の授業を担当。 2010年から現在まで、調査代表としてトルコのハギア?ソフィア大聖堂保存総合調査を実施している。また、2014年からトルコのカーリエ聖堂保存総合調査、2016年から愛知県常滑市のINAXライブミュージアム「窯のある資料館」ならびに共栄窯の保存調査も実施している。 主な論文： ?Juni Sasaki, ”Material, Techniques, and Execution Period of Narthex Mosaic in Hagia Sophia”, Proceedings of International Hagia Sophia Symposium, Architecture and Preservation on September 24-25th, 2020, Fatih Sultan Mehmet Vakif University, 2020年12月, pp.415-431. ?Juni Sasaki, “Material and Technique of Mosaics in Hagia Sophia, Istanbul – Reuse of gold tesserae and an attempt to estimate age - ”, Proceedings of the 12th Conference of the International Committee for the Conservation of Mosaics (ICCM), Italy - Sardinia, October 27-31, 2014, Getty Conservation Institute, 2017年9月, pp.113-120. ?佐々木淑美,犬塚将英, 「煉瓦造文化遺産の保存環境と塩類析出に関する調査‐INAXライブミュージアム「窯のある資料館」を事例に‐」, 『保存科学』第56号, 東京文化財研究所, 2017年3月, pp.175-187. 他の業績、競争的資金の研究課題等はresearch mapをご参照ください。 |