秋山友香|君の中に海を見た
茨城県出身
金子朋樹ゼミ
1610×2780mm 和紙、岩絵具、水干絵具、墨、アクリルメディウム、グリッター
私自身を取り囲む大切な人たちを儚く消えゆく泡に見立て、私がいつも惹かれる海と重ね合わせて表現しました。私は、「人の心の優しさ」というものには幾つかの種類があると考えています。例えば、誰かのために本気で怒れること。誰かの為に涙を流せること。
直接的に何も無くとも見守ること。そして、そばにいること。時には、嘘だって優しさにもなると思います。ほんの一言で誰かを救うこともあります。海は深く、遠く、どこまでも続く。それはまるで人の心のようだと思うのです。