[最優秀賞]
草薙陽太|繁忙期の人材確保と給与改善による一次産業の持続可能性を高める仕組みづくり
宮城県出身
岡崎エミゼミ
岡崎エミ 准教授 評
1年次の授業で行った「マイプロジェクト」がきっかけで、一次産業にのめり込み全国各地の生産者さんの下で働いた草薙さん。日本の一次産業を守りたい一心で考えたのが、今回の仕組みである。秀逸だったのは、単なる就業者の確保ではなく「繁忙期の労働力確保」に課題があることに気づき、アルバイトしたくなる時給アップとイメージアップの仕組みを考えたことだ。産地で働きながら研究を行ってきたからこそ聞けた生の声。アルバイトの立場として感じていた本音。その双方が満たされる素晴らしい研究になった。この取り組みは、人と人とのつながりでできている。失われた地元の親戚の代わりになる、新しい親戚コミュニティが広がることを願っている。