志水佑衣|名付けられた世界を変える時
北海道出身
細川貴司ゼミ
1620 × 3880 mm 1620 × 3880 mm アルシュ紙 , 透明水彩
親しみ慣れた世界が心地良く、抜け出し難くなることがある。その確実な世界から一歩踏み出すとき、心象でどんな景色が広がっているのだろうか。
内なる変化を望むとき“矛盾した感覚”が伴う。
不鮮明な視界や、間から覗き見える鮮明な形。
確実な今への心地良さ、不確実な未来への恐怖。
意識は、拡散と収束を繰り返す。
知恵であるフクロウは境界線を探り、越えることを試みている。
この境界線である「 殻 」を越えた先に、また新たな世界があるのだろう。
どこまで広がり、その先でどんな景色を見るのか。
矛盾した感覚に臆さず、変化を続けたい。